刻骨(読み)こっこつ

精選版 日本国語大辞典 「刻骨」の意味・読み・例文・類語

こっ‐こつ コク‥【刻骨】

〘名〙
① 骨にきざみつけるように、しっかりと心の中にとどめて忘れないこと。
※敬斎箴講義(17C後)「願治之君子、志学之士、服膺刻骨、少間(しばらく)も勿失ば幸甚」 〔後漢書‐皇后紀上・明徳馬皇后〕
② 骨をきざむほどに苦心すること。深く自らを戒めて努力すること。
詩文の感応力(1889)〈内田魯庵〉「而して其労心刻骨(コクコツ)は牧渓が舐筆輙成(しひつしゅせい)と仝日にあらず」

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普及版 字通 「刻骨」の読み・字形・画数・意味

【刻骨】こくこつ

心にきざむ。

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