刳下駄・栗下駄(読み)くりげた

精選版 日本国語大辞典 「刳下駄・栗下駄」の意味・読み・例文・類語

くり‐げた【刳下駄・栗下駄】

〘名〙 底の部分をえぐって作った下駄芝翫(しかん)下駄の類で、江戸時代粋人が好んではいた。「栗下駄」とも書くのは当て字か、あるいは粗製品は栗材を用いたところからか。
※雑俳・柳多留‐一二一(1833)「栗下駄で帰れば女房渋っ面」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android