刮・削(読み)きさげ

精選版 日本国語大辞典 「刮・削」の意味・読み・例文・類語

きさげ【刮・削】

〘名〙 (動詞「きさぐ(刮)」の連用形名詞化)
金属や石をみがくこと。また、その工具。〔観智院本名義抄(1241)〕
象牙加工、細工する人。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
機械仕上げや、やすり仕上げを施した金属面をさらに平滑に仕上げたり、機械部品の縁のまくれを取り除いたりするための刃物スクレーパー

きさ・ぐ【刮・削】

〘他ガ下二〙 削りおとす。かきけずる。こそぐ。
古事記(712)上「爾に𧏛貝比売、岐佐宜(キサゲ)〈此の三字は音を以ゐよ〉集めて」 〔新撰字鏡(898‐901頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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