利札(読み)リサツ

デジタル大辞泉 「利札」の意味・読み・例文・類語

り‐さつ【利札】

債券に付いている無記名証券。各期の利息債権表章する有価証券で、券面から切り取って利息の支払いを受ける。クーポン。りふだ。

り‐ふだ【利札】

りさつ(利札)」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「利札」の意味・読み・例文・類語

り‐さつ【利札】

〘名〙 無記名公債証書や債券などに接続していて、その利子を受け取るとき、切り離して受取証とするための札。りふだ。〔整理公債条例(明治一九年)(1886)〕

り‐ふだ【利札】

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百科事典マイペディア 「利札」の意味・わかりやすい解説

利札【りさつ】

債券に添付された紙片で,利子の支払保証券および受取証の役割を果たすもの。利子額が記されてあり,支払期日(通常年2回)にこれを債券から切り離して利子の支払を受ける。→利付債
→関連項目クーポン

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世界大百科事典(旧版)内の利札の言及

【割引債・利付債】より

…券面に利札(りさつ)がなく,額面から利息分を差し引いた値段で発行され(割引発行),償還時に額面価額で元本が返済される債券を割引債といい,これに対し,券面に利札の付いている債券を利付債という。割引債の代表としては,割引金融債(〈金融債〉の項参照)のほか,割引国債(期限5年)などがある。…

【割引債・利付債】より

…券面に利札(りさつ)がなく,額面から利息分を差し引いた値段で発行され(割引発行),償還時に額面価額で元本が返済される債券を割引債といい,これに対し,券面に利札の付いている債券を利付債という。割引債の代表としては,割引金融債(〈金融債〉の項参照)のほか,割引国債(期限5年)などがある。…

※「利札」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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