判官・政人(読み)まつりごとびと

精選版 日本国語大辞典 「判官・政人」の意味・読み・例文・類語

まつりごと‐びと【判官・政人】

〘名〙 古代の四等官(しとうかん)制の第三等官の和訓官司・職種によって用いられる漢字は多様であるが、すべてにこの訓が当てられる。権限も具体的には職掌によって異なるが、令によれば、一般に、官司内の規律を維持し、公文書を審査しこれに署名し、その官司の公務上の過失防止訂正し、庁舎などの管理に当たるものとされている。じょう。はんがん。ほうがん。
書紀(720)白雉五年二月(北野本訓)「判官(マツリコトヒト)大乙上書直麻呂、宮首阿彌陀」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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