切線照射(読み)せっせんしょうしゃ(英語表記)tangential irradiation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「切線照射」の意味・わかりやすい解説

切線照射
せっせんしょうしゃ
tangential irradiation

体表に近い部位の癌などをX線または γ 線などの放射線照射で治療する場合,病巣背後にある健康組織への照射をなくし,全身被曝線量を減少させるため,体輪郭の切線方向に照射する治療法。接線照射ともいう。乳癌で胸壁部分に照射する際にしばしば用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android