切欠(読み)きりかき

精選版 日本国語大辞典 「切欠」の意味・読み・例文・類語

きり‐かき【切欠】

〘名〙
水路の堰(せき)で、上流側のあふれた水を流すために、堰板上部を切り取ってつくった凹み部分。ここを越して流れる水の高さから流量を算出する。
② 構造材の組み合わせのために、材料面を横断して細長く切り取った溝状の部分。材と材が交差して重なる部分、軸のキー溝、ピン穴などにみられる。この部分には、集中応力が起こり変形破壊に弱い。建築では羽刻み、金属材料では切り込みともいう。
材料力学の強さ試験で、材料の試験片につけたU字形、V字形などの切り込み部分。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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