切払(読み)きりはらう

精選版 日本国語大辞典 「切払」の意味・読み・例文・類語

きり‐はら・う ‥はらふ【切払】

〘他ワ五(ハ四)〙
草木などを切りのぞく。また、そのようにして土地を切り開く。
書紀(720)斉明七年五月(北野本訓)「是の時に朝倉の社(やしろ)の木を(キリハラヒ)て此の宮を作る」
② 敵を切りたてて追いはらう。きりまくる。
※玉塵抄(1563)三六「筆一管のやり木で千人百人の軍兵をきりはらい」
③ 壊し去る。
※東大寺続要録(1281‐1300頃)「本名念仏院、号新院〈略〉而建久八年五月八日、為興福寺西金堂衆切払畢」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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