出雲[市](読み)いずも

百科事典マイペディア 「出雲[市]」の意味・わかりやすい解説

出雲[市]【いずも】

島根県北東部,斐伊(ひい)川下流の出雲平野西部と島根半島西部,内陸山地を占める市。1941年市制。中心の今市は室町時代以降市場町として発達した。市域は標高5〜10mの低湿水田基調とする農業が主。明治初期綿工業,明治中期以降養蚕業が興り,大正になって紡績工場が立地。陶器,酒なども生産。北部には一畑薬師,鰐淵(がくえん)寺出雲大社があるほか,北西端に日御碕(ひのみさき)がある。山陰本線,一畑電車,山陰自動車道が通じる。2005年に宍道湖がラムサール条約登録湿地となる。2005年3月平田市,簸川郡佐田町,多伎町,湖陵町,大社町を,2011年10月簸川郡斐川町を編入。624.36km2。17万1485人(2010)。

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