出櫓・出矢倉(読み)だしやぐら

精選版 日本国語大辞典 「出櫓・出矢倉」の意味・読み・例文・類語

だし‐やぐら【出櫓・出矢倉】

〘名〙
城郭の外に張り出して構えたやぐら
太平記(14C後)一四「屏を塗り堀をほりて、高櫓・出櫓(ダシやぐら)三百余箇所にかき双た事なれば」
② 肩にかついで移動できる簡単なやぐら。舁櫓(かきやぐら)
※築城記(1565)「かきやぐらと云はかきてありく也。出矢蔵も此心得あり」
和船船首または船尾に突き出して設けた屋根。海御座船・川御座船に設ける。だしやね。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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