出様(読み)デヨウ

デジタル大辞泉 「出様」の意味・読み・例文・類語

で‐よう〔‐ヤウ〕【出様】

出る方法・ようす。出ぐあい。出方。「出るにも出様がない」「水の出様が悪い」
対応のしかた。態度。出方。「相手出様によっては」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「出様」の意味・読み・例文・類語

で‐よう ‥ヤウ【出様】

〘名〙
① 出る様子。でざま。でかた。
行動のとり方。態度。でかた。
※浄瑠璃・万戸将軍唐日記(1747)三「其時光のやつが出やうによって、アレアレ」
大つごもり(1894)〈樋口一葉〉上「御前の出様一つで」

で‐さま【出様】

〘名〙 出ようとする時。でぎわ。でしな。でがけ。
※百丈清規抄(1462)三「又出班の時、出さまに維那問訊を受てやがて出るぞ」
浮世草子好色一代男(1682)七「門口へ出さまに、二三度も小戻りして」

いで‐さま【出様】

〘名〙 (「に」を伴って用いる) 出るとき。出た途端。
※中院本平家(13C前)八「門をいでざまに、すゑかうたる牛に、一すえあてたらんに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報