出来高払(読み)できだかばらい

精選版 日本国語大辞典 「出来高払」の意味・読み・例文・類語

できだか‐ばらい ‥ばらひ【出来高払】

〘名〙 労働時間長短によらず、製品のできあがり量や仕事量・販売高などに応じて賃金を支払うこと。また、その制度や賃金。仕上げ高払い。仕事高払い出来高給。〔最新百科社会語辞典(1932)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の出来高払の言及

【科学的管理法】より


[起源と構成]
 19世紀末のアメリカでは,機械化生産の進展につれ,機械化した生産過程の効率的運用が課題となった。出来高払制度と能率給を併用した賃金体系が広く採用されていたが,能率給は能率向上意欲を刺激するものの賃金上昇につながり,しばしば使用者側による賃率の切下げがみられた。その結果,労使の対立が激化・拡大した。…

※「出来高払」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android