冥加無(読み)みょうがなし

精選版 日本国語大辞典 「冥加無」の意味・読み・例文・類語

みょうが‐な・し ミャウガ‥【冥加無】

〘形ク〙
神仏加護がない。神仏からみはなされる。
保元(1220頃か)中「兄に向って弓をひかんが冥加なきとは理也」
② 冥加にあまるさまである。恐れ多い。
御伽草子文正草子(室町末)「さやうにみゃうがなきこと、何とてか申すぞ」

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