冥加無し(読み)ミョウガナシ

デジタル大辞泉 「冥加無し」の意味・読み・例文・類語

冥加みょうが・し

神仏冥加を受けられない。神仏に見放されている。
「兄に向かって弓引かん事、―・きにあらずや」〈古活字本保元・中〉
《「冥加なり」を強めた言い方として》冥加に余るさま。かたじけない。もったいない。
「さやうに―・き事、何とてか申すぞ」〈伽・文正

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android