円実頓悟(読み)エンジツトンゴ

デジタル大辞泉 「円実頓悟」の意味・読み・例文・類語

えんじつ‐とんご〔ヱンジツ‐〕【円実頓悟】

仏語物事の完全な実相を、段階を経ないで一足とびに悟ること。天台宗教理をさす。円頓

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「円実頓悟」の意味・読み・例文・類語

えんじつ‐とんご ヱンジツ‥【円実頓悟】

〘名〙 仏語。欠けることなく、一切の真理を直ちに悟ること。天台宗の教理をさす。→円実
平家(13C前)七「まのあたり円実頓悟の教に値遇せん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報