内海 三貞(読み)ウツミ サンテイ

20世紀日本人名事典 「内海 三貞」の解説

内海 三貞
ウツミ サンテイ

明治・大正期のセメント技術者



生年
明治1年(1868年)

没年
大正8(1919)年8月6日

出生地
大阪府

学歴〔年〕
帝国大学卒

学位〔年〕
工学博士〔大正8年〕

経歴
商務省勤務を経て、明治22年工学士となり、セメント業界に入る。セメントの製法を英国風の湿式からドイツ風の乾式に改め、26年耐海水性ボルトランドセメントを考案した。また従来の堅窯(徳利式)の代わりにホフマン輪窯を採用するなど、種々の研究・進歩尽力。のち日本コンクリート工業社長を務めた。大正7年清水に改姓

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報