内八文字(読み)ウチハチモンジ

デジタル大辞泉 「内八文字」の意味・読み・例文・類語

うち‐はちもんじ【内八文字】

遊女揚屋入りなどのときの歩き方。両足のつま先を内側に向けて、両足で弧を描くように歩くこと。内八文字は京都島原で、外八文字は江戸吉原で好まれたという。→外八文字1

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「内八文字」の意味・読み・例文・類語

うち‐はちもんじ【内八文字】

〘名〙 遊女が道中する時の歩き方。うちかけのすそをかいどり、両足のつま先を内側に向け、八の字形にゆったりと歩くこと。⇔外八文字
浮世草子・好色盛衰記(1688)二「内八文字(モンジ)蹴出し歩みも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android