内中村(読み)うちなかむら

日本歴史地名大系 「内中村」の解説

内中村
うちなかむら

[現在地名]韮山町内中

金谷かなや村の南西方に位置し、北と西は南条なんじよう村。「増訂豆州志稿」によれば、近世初頭は金谷村の一部で外金谷そとかなやと称したといい、中村の内側ゆえ内中の名があるという。金谷村検地帳を分冊して内中村検地帳が作成された状況から、分村は元和二年(一六一六)とみられている。江戸前期は幕府領とみられ、享保一三年(一七二八)陸奥棚倉藩領、延享三年(一七四六)上野館林藩領、天明五年(一七八五)頃までには幕府領に戻ったが、文政八年(一八二五)沼津藩領となり幕末に至る(韮山町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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