兼済(読み)けんさい

精選版 日本国語大辞典 「兼済」の意味・読み・例文・類語

けん‐さい【兼済】

〘名〙 人々を平等に救うこと。すべてを併せ救うこと。
※続日本紀‐天平一五年(743)一〇月辛巳「朕以薄徳恭承大位、志存兼済、勤撫人物」 〔易経‐繋辞上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「兼済」の読み・字形・画数・意味

【兼済】けんさい

広く民を済う。〔風俗通、十反〕孟軻(まうか)も亦た以爲(おも)へらく、しては則ちねて天下を濟(すく)ひ、窮しては則ち獨り其の身を善くすと。

字通「兼」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android