八角神社(読み)やすみじんじや

日本歴史地名大系 「八角神社」の解説

八角神社
やすみじんじや

[現在地名]会津若松市宮町

南の鳥居とりい町から北のつきのき町にかけてあり、南面して鎮座する。祭神伊弉諾尊伊弉冉尊で、大同二年(八〇七)創建と伝える。正面五間・奥行四間の拝殿の後ろに本殿がある。西側は渡殿で博労ばくろう町の自在じざい院から移築した天満宮に接続する。崇神天皇元年に祭神の二柱の神が神船に乗って天降り、鉾をこの地に投じるとその鉾が八角の水晶となったので、社を建てて伊舎須弥いさすみ神と崇め、神社を八角と号したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android