八町城跡(読み)はつちようじようあと

日本歴史地名大系 「八町城跡」の解説

八町城跡
はつちようじようあと

[現在地名]豊郷町八町

八町集落西方、常禅じようぜん寺と白山神社の東側に土塁が残り、以前は北側に水堀も残っていたらしいが、現在は埋められている。寺と神社の間にも二条の土塁があり、その間は堀と考えられる。寺と神社の西の畑からは中世陶器片が表面採集できる。規模は一〇〇メートルに二〇〇メートルとされる。永正年中(一五〇四―二一)犬上郡曾我そが(現多賀町)から移った赤田隼人正源隆の居城という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android