八楠村(読み)やぐすむら

日本歴史地名大系 「八楠村」の解説

八楠村
やぐすむら

[現在地名]焼津市八楠・八楠一―四丁目・大栄町だいえいちよう三丁目・駅北えききた三丁目

焼津北村の北西に位置し、瀬戸せと川と朝比奈あさひな川との合流点西側に立地する。益津ましづ郡に属する。中世には八楠郷とよばれた。寛永一〇年(一六三三)一部が旗本長崎領(「寛政重修諸家譜」など)、同一二年から田中藩領との相給となるが(同年山西領水野監物知行渡村之帳)、同藩領は同一九年上知された(同年田中領郷村高帳、「寛文朱印留」など)。貞享元年(一六八四)再び田中藩領と長崎領の相給となり(「寛政重修諸家譜」・国立史料館本元禄郷帳、正徳二年土岐頼殷領知目録など)幕末に至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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