八戸台(読み)やとだい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「八戸台」の意味・わかりやすい解説

八戸台
やとだい

大分県の南東部、津久見市にある高原。八戸高原ともいう。胡麻柄山(ごまがらやま)(657メートル)から碁盤(ごばん)ヶ岳(716メートル)に続く石灰岩台地で、石塔原(せきうげん)、擂鉢穴(すりばちあな)、石灰洞などの諸石灰岩地形がみられる。豊後(ぶんご)水道リアス海岸への好展望台をなし、阿蘇(あそ)、九重(くじゅう)の山々も望まれる。豊後水道県立自然公園に含まれるが、一部は鉱業諸会社の鉱区となり、石灰岩採掘がなされている。

[兼子俊一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例