八女茶(読み)やめちゃ

飲み物がわかる辞典 「八女茶」の解説

やめちゃ【八女茶】


福岡県八女市周辺を主産地とする緑茶煎茶中心に生産されるが、玉露も多いことで知られる。◇1423(応永30)年、周瑞(しゅうずい)禅師が明から持ち帰った茶の種子をまいたのがはじまりとされる。

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デジタル大辞泉プラス 「八女茶」の解説

八女茶

地域団体商標ひとつ。福岡県八女市およびその周辺地域で生産された荒茶を同県内で仕上げ加工した緑茶。高級茶のブランドとして知られる。

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世界大百科事典(旧版)内の八女茶の言及

【福岡[県]】より

…南部の耳納(水縄)山麓の田主丸町を中心とする苗木,植木は全国一であり,麦,花卉(花木,電照菊,バラ,洋ラン),イチゴ,イグサ,キーウィフルーツ,鶏卵などの生産も全国の上位を占める。県南八女(やめ)地方の茶は八女茶の名で知られ,量的に多くはないが,上質の玉露は全国の半分近くを産し,その多くが宇治茶の原料に使われる。 性質の異なる海域に臨み,水産業も盛んである。…

※「八女茶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」