八十二銀行[株](読み)はちじゅうにぎんこう

百科事典マイペディア 「八十二銀行[株]」の意味・わかりやすい解説

八十二銀行[株]【はちじゅうにぎんこう】

長野県を地盤とする地銀上位行。1877年に第十九国立銀行,1878年に第六十三国立銀行が創業。1931年両行が合併し,八十二銀行を設立(行名は両行の数字を足したもの)。〈一県一行主義政策に従い長野県下の銀行を合併し,1943年に県下唯一の普通銀行となる(現在は第二地銀あり)。堅実経営で知られる。1927年の金融恐慌時に長野県出身の三菱銀行(現東京三菱銀行頭取を頼って以来,同行と親密。バブル経済での不良債権も少なく,自己資本比率も高い。本店長野市。2011年資本金522億円,2011年3月期経常収益1619億円。売上構成(%)は,中小企業等向け57,住宅・消費者向け22。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android