全神経(読み)ぜんしんけい

精選版 日本国語大辞典 「全神経」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐しんけい【全神経】

〘名〙
神経のすべて。
※造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉二編「凡そ全神経(ゼンシンケイ)の知覚髄。皆此に由て脳に通入する也」
② (「全神経を働かす」「全神経を注ぐ」「全神経を集中する」などの形で) 一心に注意をかたむけることをいう。
※ガトフ・フセグダア(1928)〈岩藤雪夫〉四「火傷(やけど)を受けないやうに全神経を四肢に働かせて」

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