兎角の事(読み)とかくのこと

精選版 日本国語大辞典 「兎角の事」の意味・読み・例文・類語

とかく【兎角】 の 事(こと)

① あれこれの事柄。何やかやの事。
※宇治拾遺(1221頃)七「行きつきけるままにとかくの事もいはず」
死去葬式意味を漠然という。
源氏(1001‐14頃)夕顔「明日なん、日よろしく侍れば、とかくの事、いと尊き老僧の、あひ知りて侍るに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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