免之内村(読み)めんのうちむら

日本歴史地名大系 「免之内村」の解説

免之内村
めんのうちむら

[現在地名]上河内村免ノ内

中里なかざと村の南に位置し、東部を山田やまだ川が南流する。慶長七年(一六〇二)神保織部定宗に与えられ、以後、幕末まで旗本神保領。中里村の枝郷。元禄郷帳では二〇〇石。延享元年(一七四四)の村明細帳(小野さくら文書)によると高二三六石、田一六町一反余・畑一六町一反余・屋敷一町六反余・地頭御林三反二畝余・芝地一町八反余・松雑木林一町五反余(三四ヵ所百姓持分)年貢検見取であったが、寛永一二年(一六三五)より定免となる(「免状」同文書)用水は古くから天水利用であったが、承応四年(一六五五)中里右岡なかざとみぎおか村・金田かねだ村と組合をつくり今里いまざと村地内西鬼怒川より山田川へ引入れ利用、人数一二八、馬二〇、助郷は日光街道徳次郎とくじら宿(現宇都宮市)へ出役、勤高二〇〇石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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