光波測距儀(読み)コウハソッキョギ

デジタル大辞泉 「光波測距儀」の意味・読み・例文・類語

こうは‐そっきょぎ〔クワウハソクキヨギ〕【光波測距儀】

光を用いて2点間の距離を測定する機器。ふつう、指向性が高いレーザーを用いるレーザー測距により、測点に設置した反射鏡コーナーキューブまでの距離を求める。

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世界大百科事典(旧版)内の光波測距儀の言及

【基線】より

…日本の一等三角測量では数kmの基線を,25mのアンバー系合金製の基線尺と呼ぶ巻尺で測定していた。近年光が三角点間を往復する時間を測定して距離を求める光波測距儀が普及し,距離を手軽に高精度で測定することが可能となった。このため,日本では三角測量は1970年代前半から精度の点で有利な三辺測量に漸次移行し,70年代半ば以降には三辺測量方式にとってかわられた。…

【測量】より

… 現在測量用として広く普及しているものはエレクトロニクスを利用した電磁波測距儀である。これには光を用いる光波測距儀と電波を用いる電波測距儀がある。光波測距儀は精度は高いが,長距離測定の場合には天候状況に左右されやすい。…

【測距儀】より

…対象点の方向と基線とから三角法で求める光学的なもの,電波または光を送り,反射して戻ってくるまでの時間を測定して距離を求める電磁的なものなどがある。後者のうち電波を用いるものを電波測距儀といい,光を用いるものを光波測距儀,これらを総称して電磁波測距儀という。電波測距儀は第2次世界大戦中,軍事用の電波探知器またはレーダーとして開発された。…

※「光波測距儀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」