光コンピューター(読み)ヒカリコンピューター

デジタル大辞泉 「光コンピューター」の意味・読み・例文・類語

ひかり‐コンピューター【光コンピューター】

電子の代わりに光を用いるコンピューター。光の高速性や並列性を利用して、伝送演算を超高速化・超大容量化しようというもの。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「光コンピューター」の解説

光コンピューター

コンピューターにおける演算処理や情報伝送に、電子ではなく、光を使うコンピューター。光には、並んだり交差したりしながら進める特性があるので、電子に比べて高速なデータ伝送が可能とされる。ただし、光コンピューター自体はまだ研究途上の段階で、実用化には至っていない。

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世界大百科事典(旧版)内の光コンピューターの言及

【コンピューター】より


[素子の物理による分類]
 現在のコンピューターは電子回路素子を使うが,光機能素子を使うコンピューターの研究が進められている。区別して,光コンピューターという。
[素子の機能による分類]
 内部情報をすべて0,1のように離散化,つまりディジタル化して扱うものをディジタルコンピューターと呼ぶ。…

【コンピューターアーキテクチャー】より

…しかし,そのアイデアは一部スーパースカラー方式やマルチプロセッサーなどに生かされている。データフローコンピューターが非ノイマン型コンピューターの代表例であるが,他に光コンピューターや量子コンピューターなども研究されている。
【コンピューターアーキテクャー用語集】
CISCとRISC個々の機械命令の機能レベルを高く設定した方式をCISC(Complex Instruction Set Computer),低く設定した方式をRISC(Reduced Instruction Set Computer)と呼ぶ。…

※「光コンピューター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」