倉川村(読み)くらかわむら

日本歴史地名大系 「倉川村」の解説

倉川村
くらかわむら

[現在地名]麻生町蔵川くらかわ

東は北浦に面し、西は青沼あおぬま村。中世倉河くらかわ郷と称して、鹿島神宮領加納かのう十二郷のうちにあり、観応三年(一三五二)の足利尊氏御教書(鹿島神宮文書)

<資料は省略されています>

と記され、尊氏は下河辺行景に当郷を交付している。しかし文和二年(一三五三)の武田高信請文(鹿島神宮文書)に「欲沙汰付下地於行景候之処、於倉河郷者、手賀土用納礼丸、并至于小牧郷者、小牧弥十郎等相語悪党人、無是非引率多勢、(擬)及合戦之間、不能遵行候、若此条偽申候者」とある状態で、当郷は手賀土用納礼丸に押領されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android