信行寺(読み)しんぎようじ

日本歴史地名大系 「信行寺」の解説

信行寺
しんぎようじ

[現在地名]尾西市西五城 中切

松誓山と号し真宗大谷派。本尊阿弥陀如来。天正一四年(一五八六)栄玄なる僧が小信このぶ東屋敷ひがしやしきに移って中之なかの坊をとなえた。慶長一四年(一六〇九)伊奈忠次が木曾川旧流の築留工事の時、この坊を陣屋とした。「尾張名所図会」に「その事終りて後、彼陣屋をたまひて一向宗東派信行寺を造立せり。

信行寺
しんぎようじ

[現在地名]宇部市常盤町一丁目

宇部市の南部真締まじめ川の河口にほど近い地の東側にある。浄土真宗本願寺派で経納山と号し、本尊は阿弥陀如来。

「注進案」によれば開基は念正で延徳二年(一四九〇)本願寺蓮如帰依、帰国して真締川の中流、宇部村の字中村なかむら一宇を造立したのに始まる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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