俗知・俗智(読み)ぞくち

精選版 日本国語大辞典 「俗知・俗智」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐ち【俗知・俗智】

〘名〙
① 凡俗な知恵世俗一般に関する才知
※学談雑録(1716頃)「五十年書を読でも俗知をはなれず、ぐづぐづとりちぎに」
② (俗智) 仏語。一切平等の理をさとったうえで、平等に即して差別の相を知る智恵仏陀大悲を起こし衆生を救うの類。後得智(ごとくち)
法華義疏(7C前)一「仏慧謂真智。大智亦仏俗智。言既以慈為身。以仏智心。則為諸衆生所依明也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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