供仏(読み)クブツ

デジタル大辞泉 「供仏」の意味・読み・例文・類語

く‐ぶつ【供仏】

《「ぐぶつ」とも》仏に物を供えて供養すること。
「―施僧のいとなみも」〈平家・九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「供仏」の意味・読み・例文・類語

く‐ぶつ【供仏】

〘名〙 (「ぐぶつ」とも) 仏に花や灯明などをそなえること。仏を供養すること。
※平家(13C前)二「三百余歳の法燈を挑る人もなく、六時不断の香の煙もたえやしぬらん。〈略〉され共、今は供仏を嶺の嵐にまかせ、金容を紅瀝にうるほす」
日葡辞書(1603‐04)「Gubut(グブツ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報