余炎・余焔(読み)よえん

精選版 日本国語大辞典 「余炎・余焔」の意味・読み・例文・類語

よ‐えん【余炎・余焔】

〘名〙
① ほのおの一端。他におよぶほのお。火さき。また、消え残りのほのお。
兵範記‐久寿二年(1155)正月三日「巳刻余炎減了」
※或殺人(1962)〈森茉莉〉「肉体の中に残された恋の余炎は、どうかした拍子に燃え上って来て」
② 夏も終わる頃の暑さ。残りの炎熱残暑。〔梁簡文帝‐答定襄侯餉臥簟書〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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