何辺(読み)どのへん

精選版 日本国語大辞典 「何辺」の意味・読み・例文・類語

どの‐へん【何辺】

〘名〙
① いずれのあたり。どこら。
三四郎(1908)〈夏目漱石〉四「どの辺(ヘン)だ。汚なくっちゃ不可(いけ)ないぜ」
② どの程度。どのくらい。
※金(1926)〈宮嶋資夫二八西田の株はどの辺(ヘン)まで爆発するか」

いず‐へ いづ‥【何辺】

〘代名〙 不定称。どの辺。
万葉(8C後)二・八八「秋の田の穂の上(うへ)に霧(き)らふ朝霞何辺(いつへ)の方に我が恋ひやまむ〈磐姫皇后〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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