何がな(読み)ナニガナ

デジタル大辞泉 「何がな」の意味・読み・例文・類語

なに‐がな【何がな】

[連語]《「がな」は副助詞願望にかなうものを探し求める気持ちを表す語。なにか。
俳人の中には―新奇を弄し少しも流行におくれまじとする連中ありて」〈子規・墨汁一滴〉
「―取らせんと思へども」〈宇治拾遺・九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「何がな」の意味・読み・例文・類語

なに‐がな【何がな】

連語〙 (「がな」は副助詞) ある希望・願いにかなうものを、探し求め思案する気持を表わす語。何か(恰好のものはないか)。
※宇治拾遺(1221頃)九「この女、〈略〉いとほしければ、なにがなとらせんと思へども」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android