佐織町(読み)さおりちよう

日本歴史地名大系 「佐織町」の解説

佐織町
さおりちよう

面積:一一・四四平方キロ

海部郡の北部に位置し、東と南は津島市に、西は八開はちかい村・立田たつた村に、北は中島郡に接する。この地方一帯の名産佐織縞にちなみ、この町名が生れた。日光につこう川の水運利用により紡績会社の誘致を行い、津島市と比肩する発展をみ、近年は宅地化も進んでいる。

明治二二年(一八八九)古川ふるかわ村と諸桑もろくわ村が合併し諸古もろこ村に、南河田みなみごうた村・北河田村諏訪すわ村・小津おづ村・見越みこし村・根高ねだか村が合併し藤浪ふじなみ村に、津島鷹場新田つしまたかばしんでん津島草平つしまくさひら新田・津島町方つしままちかた新田が合併し草場くさば村に、勝幡しよばた村・佐折さおり村・古瀬こせ村・千引せんびき村が合併し勝幡村に、津島淵高つしまふちだか新田・津島大野山つしまおおのやま新田・津島西川端つしまにしかわばた新田が合併し川淵かわぶち村になる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報