佐位庄(読み)さみのしよう

日本歴史地名大系 「佐位庄」の解説

佐位庄
さみのしよう

弘福ぐふく寺領荘園である。寛弘三年(一〇〇六)の弘福寺牒(天理図書館文書)に、

<資料は省略されています>

とある。同庄は「天智天皇御施入、経数代也」(同文書)ともあり、勅施入の田地に始まる荘園といわれている。面積は見作六町五段余で小規模であるが、前掲の坪付からみると、きわめて散在的な田畠の集合体といいうる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android