似鳥村(読み)にたどりむら

日本歴史地名大系 「似鳥村」の解説

似鳥村
にたどりむら

[現在地名]二戸市似鳥

外山そとやま村の南に位置する。当地を「陸奥話記」天喜五年(一〇五七)九月の記事にみえる「仁土呂志」の遺称地とする説がある。寺上てらかみに似鳥館跡があり、天正一九年(一五九一)九戸政実の乱において九戸方についた似鳥左近の居館と伝える。浄法寺じようぼうじ街道が通る。正保国絵図に村名がみえ、高一五〇石余。承応三年(一六五四)河野忠左衛門が当村・白鳥しらとり村、月館つきだて(現二戸郡一戸町)の三ヵ所に一五〇石を与えられた(雑書)。天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付には蔵入高八斗とあり、七ヵ年平均の免は「二分増之時弐分」。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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