伴野 朗（読み）トモノ ロウ

20世紀日本人名事典

伴野 朗
トモノ ロウ

昭和・平成期の作家

生年

昭和11(1936)年7月16日

没年

平成16(2004)年2月27日

出生地

愛媛県松山市

学歴〔年〕

東京外国語大学中国語科〔昭和35年〕卒

主な受賞名〔年〕

江戸川乱歩賞(第22回)〔昭和51年〕「五十万年の死角」,日本推理作家協会賞(第37回)〔昭和59年〕「傷ついた野獣」

経歴

昭和37年朝日新聞社に入社。外報部などを経て、44年サイゴン特派員、61年上海支局長。記者の傍ら、作家活動を行い、51年北京原人の化石が行方不明になった事件を題材とした「五十万年の死角」で江戸川乱歩賞を受賞。平成元年退職して執筆に専念。歴史と冒険・推理を組合せた作風で、中国を舞台とした作品を多く発表した。主な著書に「大航海」「マッカーサーの陰謀」「必殺者」「驃騎将軍の死」「傷ついた野獣」「始皇帝」「呉・三国志」などがある。母校である東京外国語大学のラグビー部監督を務めたこともある。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）