伊香立下在地村(読み)いかだちしもざいじむら

日本歴史地名大系 「伊香立下在地村」の解説

伊香立下在地村
いかだちしもざいじむら

[現在地名]大津市伊香立下在地町

伊香立向在地いかだちむかいざいじ村の北にある。中世伊香立庄に属し、近世は伊香立五村の一。元禄郷帳に村名がみえ、高五一九石余。元禄一一年(一六九八)より高四九六石余が堅田藩領で、文政九年(一八二六)からは下野佐野藩領。ほかに地内の新知恩しんちおん院領二三石余があった。文政一〇年当村と北在地きたざいじ生津なまづ二村で上在地から土地を借り溜池を造成することとし、借地分の年貢一石余を三村で肩代りすることにしている(寺田文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android