伊豆国神階帳(読み)いずのくにしんかいちよう

日本歴史地名大系 「伊豆国神階帳」の解説

伊豆国神階帳
いずのくにしんかいちよう

一冊

成立 康永二年

写本 伊達家

解説 伊豆国の国内神名帳。康永二年の書写本で、三嶋社(三嶋大社)在庁の伊達家に伝来する。冒頭に「伊豆国三ケ郡内神明帳事」とあり、続いて「正一位三嶋大明神」以下田方郡内三五所・那賀郡二四所・賀茂郡三七所、計九六所の位階とともに神名を掲げる。ちなみに「延喜式」神名帳では賀茂郡四六座・田方郡二四座・那賀郡二二座の計九二座。神名帳は一国内の神々の序列を考えるうえで重要な資料だが、本資料についてはその信憑性への疑義もある。

活字本静岡県史」資料編四、「群書類従」神祇部巻二三

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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