伊篠白幡遺跡(読み)いじのしらはたいせき

日本歴史地名大系 「伊篠白幡遺跡」の解説

伊篠白幡遺跡
いじのしらはたいせき

[現在地名]酒々井町伊篠

印旛沼に注ぐ川上流域の支谷奥部、標高約三五メートルの台地上に位置する。縄文時代後期中葉の集落遺跡であるが、早―中期や後期中葉の遺物も出土する。昭和五八―五九年(一九八三―八四)に発掘。A地点は古墳―歴史時代の竪穴住居跡と重複しているが、三方が谷となる幅一〇〇メートルほどの台地縁辺に、一九軒の堀之内I式土器(縄文時代後期中葉)を伴う竪穴住居跡が環状に分布して発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android