付切(読み)つきっきり

精選版 日本国語大辞典 「付切」の意味・読み・例文・類語

つきっ‐きり【付切】

〘名〙 「つききり(付切)」の変化した語。
※落語・心の眼(1899)〈初代三遊亭金馬〉「居起(ゐた)ちに困るてへならヨ…他(ほか)に付きッきりの手引きでも抱へて置け…」

つき‐きり【付切】

〘名〙 少しの間も、そばを離れずつき添っていること。つきっきり。
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉後「二時間も附切に枕頭(まくらもと)に附いてゐた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報