仏祖(読み)ぶっそ

精選版 日本国語大辞典 「仏祖」の意味・読み・例文・類語

ぶっ‐そ【仏祖】

〘名〙
仏教開祖。すなわち、釈迦牟尼。
正法眼蔵(1231‐53)弁道話「祖あはれみのあまり、広大の慈門をひらきおけり」 〔蘇軾‐和蔡景繁海州石室詩〕
② 仏と、禅宗における一宗一派の祖師
※正法眼蔵(1231‐53)仏祖「宗礼仏祖の現成は、仏祖を挙拈して奉覲するなり」
③ 力量・道徳のともに卓越した禅僧。仏の教えを正しく体得した禅僧。
※正法眼蔵(1231‐53)重雲堂式「いまは、しはらく賓主なりとも、のちには、ながく仏祖なるべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「仏祖」の意味・読み・例文・類語

ぶっ‐そ【仏祖】

仏教の開祖。釈迦しゃかのこと。
仏と祖師。
仏法を体得したすぐれた禅僧。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

侍ジャパン

国際野球試合における野球日本代表の愛称。SAMURAI JAPAN(サムライ・ジャパン)とも記される。国際野球連盟(IBAF)主催・公認の各種大会・試合に出場し、オリンピックでは1984年のロサンゼル...

侍ジャパンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android