仏光寺東町(読み)ぶつこうじひがしまち

日本歴史地名大系 「仏光寺東町」の解説

仏光寺東町
ぶつこうじひがしまち

下京区仏光寺通麩屋町西入

東西に通る仏光寺通(旧五条坊門小路)を挟む両側町。

平安京の条坊では町の北側は左京五条四坊四保一〇町南、町の南側は同三保一一町の北にあたり、平安時代中期以降は五条坊門富小路とみのこうじの地。応永三二年(一四二五)・三三年の酒屋交名(北野天満宮史料)に「少輔 五条坊門富少路南西頬 定」「五条坊門万里少路東頬 ひこし郎在判」と記され、酒屋が町の両隅にあったことが知れる。

町名は寛永一四年(一六三七)洛中絵図に「仏光寺東丁」とみえるのが初見で、寛永一八年以前平安城町並図や寛文五年(一六六五)刊「京雀」また延宝六年(一六七八)刊「京雀跡追」では単に「ひがしの町(丁)」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android