今国府村(読み)いまごうむら

日本歴史地名大系 「今国府村」の解説

今国府村
いまごうむら

[現在地名]大和郡山市今国府町

馬司まつかさ村西方に位置する。環濠集落。建仁三年(一二〇三)三月の塗三子田地売券(東大寺文書)に「沽却 水田壱処事 合壱段者(中略)在平群郡飽波郷七条二里廿二坪之内」、その端裏書に「これハいまこくのた一たんかふみ かす二まい」「今国田壱段券 員二枚(花押)」とあり、条里から今国府村にあたる。また嘉禎四年(一二三八)の佐伯仲子田地売券(東大寺文書)に「イマコウ」、貞応三年(一二二四)四月の僧琳恩田地売券(東大寺文書)には「今公」、三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)には「今国符庄」と記す。

慶長郷帳では「八丈村」とあり、村高六四一・七六石(のち六二四・一石に修正)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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