今七軒町(読み)いましちけんちよう

日本歴史地名大系 「今七軒町」の解説

今七軒町
いましちけんちよう

[現在地名]東山区三町目

「京都府地誌」に「旧、今七軒町ト呼ニシ小町。(三町目の)接続地ニ有リ。明治四年十月。当町(三町目)ニ合併ス」とある。

宝暦一二年(一七六二)刊「京町鑑新柳馬場しんやなぎのばんば通(新東洞院しんひがしのとういん通)の項に「▲今七軒町 此南の辻は三条通にて行当り也」とあるから、三町目の北につづいて新柳馬場通に接続していた町であった。より正確には「正栄寺寺地間数に付差上証文綴」(上河原雄吉家文書)中の絵図に、正栄寺西裏しようえいじにしうら辻子ずしに「今七軒町馬屋之図子通り」とあり、絵図の年紀の正徳五年(一七一五)以前に町は成立していた。文政三年(一八二〇)の下京軒役分割帳(占出山町有文書)に三条東五町組の枝町として「三条橋東北入 今七軒町 十三軒」と所見する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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