仄寄(読み)ほのめきよる

精選版 日本国語大辞典 「仄寄」の意味・読み・例文・類語

ほのめき‐よ・る【仄寄】

〘自ラ四〙
① それとなく姿を見せて近づく。
源氏(1001‐14頃)竹河「この源侍従の君のかうほのめきよるめれば」
② ほのかに近づく。わずかばかり、ちらりと会う。
※夜の寝覚(1045‐68頃)二「ただひと目ほのめきよりて」
③ それとなく気配を見せて近づく。そっと近づく。
※あさぢが露(13C後)「思ひのほかにほのめきよるけしき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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